アメリカ大統領選挙を英語で読み解く!ニュースに強くなる キーワードと名スピーチの秘密
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アメリカ大統領選挙を英語で読み解く!ニュースに強くなるキーワードと名スピーチの秘密

今年はアメリカ大統領選挙の年ですね!テレビやネットのニュースで次々と飛び込んでくる大統領選挙の話題。そんな中で、「選挙の話は興味あるけど、英語のニュースは難しそう…」と感じていませんか?でも、ちょっとした用語と表現を覚えれば、英語のニュースやスピーチがぐっと身近になります。今回は、アメリカ大統領選にまつわる基本的な用語や、知っておくと便利なフレーズ、さらに過去の名スピーチまで紹介していきます。さあ、英語を武器に、大統領選挙の世界に飛び込んでみましょう!英語の勉強にもなるし、時事ネタとしても役立つ内容ですよ!

1. 大統領選挙の基本用語を押さえよう!

まずは、アメリカ大統領選挙に関する基本的な単語からいきましょう。これを押さえておけば、ニュースを読み解くのがぐっと楽になります。

Electoral College(選挙人団)
アメリカの大統領は直接選挙で選ばれません。「Electoral College」は、各州の代表者が投票する仕組みで、候補者が270人の選挙人を獲得すると勝利します。日本とは違うシステムですが、この単語を知っておくとニュースがぐっとわかりやすくなります。

Swing State(スウィング・ステート)
日本語では「激戦州」とも呼ばれるこの単語。選挙のたびにどちらの政党に投票するか変わる州のことで、フロリダやペンシルベニアなどがその例です。ニュースでもよく「The race is close in the swing states(スウィング・ステートでは接戦です)」なんて言葉が飛び交います。覚えておいて損はない表現です。

Running Mate(ランニングメイト)
大統領候補が選ぶ副大統領候補のことです。「Who will be the running mate?(副大統領候補は誰だ?)」とニュースでよく聞くフレーズですね。コンビで選挙に挑むこのパートナーシップも大きな注目ポイントです。

Primary(予備選挙)
各党の候補者を決めるために行われる予備選挙。ここで勝ち抜いた候補が大統領選の本戦に挑むわけです。

Incumbent(現職の)
大統領選挙では、今の大統領が再選を狙う場合「incumbent president(現職の大統領)」という表現が使われます。知っていると「現職 vs 挑戦者」という構図がわかりやすくなりますね!

2. ニュースで使える!便利なフレーズ集

英語のニュースでは、よく使われる表現を知っているとぐっと理解しやすくなります。これをマスターして、英語ニュースを制覇しましょう!

Tight race(接戦)
It’s a tight race between the two candidates.(2人の候補者の間で接戦です)」このフレーズ、選挙のニュースでは鉄板です!覚えておけば、ニュースを読む際に必ず役立つ表現です。

Neck and neck(接戦)
同じく「接戦」の意味です。「The race is neck and neck.」と聞いたら、それはまさに両候補が拮抗している状態を指しています。元々は競馬で使われていた表現で、首の差ほどの違いという意味から生まれたようです。

Ahead in the polls(世論調査でリードしている)
選挙期間中、世論調査の結果が頻繁に報道されます。「Candidate A is ahead in the polls.(候補者Aは世論調査でリードしている)」なんて表現が登場しますが、これもニュースの定番フレーズです。

Landslide victory(圧勝)
The candidate won in a landslide victory.(候補者は圧勝しました)」というのも、選挙後によく出てくる表現です。選挙の結果に大差がついたときに使われるこのフレーズ、インパクトがありますよね!

Trail(後れを取る)
「Candidate B is trailing in the race(候補者Bは選挙戦で遅れを取っている)」という表現も頻繁に聞きます。「trail」は「後れを取る」という意味で、相手候補にリードされている状況を表すときに使います。

3. 大統領選挙にまつわる面白い表現

選挙の時期になると、ニュースや討論でユニークな表現が飛び交います。知っておくだけで「なるほど!」と思えるものをいくつかご紹介します。

October Surprise(10月のサプライズ)
アメリカ大統領選挙では、選挙の直前の10月に大きなニュースやスキャンダルが飛び出すことがよくあります。それを「October Surprise」と呼ぶんです!選挙の行方を大きく左右することが多く、選挙ファンの間ではこの表現がよく使われます。

Flip-flop(ころころ意見を変える)
候補者が「前回こう言ってたのに、今回は違うことを言ってる!」という状況で使われる言葉です。「He’s flip-flopping on the issues.(彼は政策についてコロコロ意見を変えている)」なんて言われることも。選挙戦では相手候補を攻撃する際によく使われるフレーズです。

Throw one’s hat in the ring(出馬する)
選挙に挑戦する際に「He threw his hat in the ring.(彼は出馬を表明した)」と言います。元々、リング内のボクサーに対して見物客が挑戦するとき自分の帽子をリングに投げ入れたことに由来する表現です。

Spin doctor(世論操作の専門家)
候補者に都合の悪いニュースを良いように解釈させるための「裏方のプロフェッショナル」を指します。spin(スピン)とは政治上の主張や立場に関して特定の者が有利になるようにする活動のことを指しますが、それに派生した表現です。

4. 名スピーチから学ぶ!心に響く英語フレーズ

大統領選挙といえば、心に残るスピーチも見どころです。過去の選挙戦で語られた名スピーチの中から、今でも使える素晴らしいフレーズをいくつか紹介します!

アブラハム・リンカーン(1863年)

リンカーン元大統領の「ゲティスバーグ演説」は、アメリカの精神を象徴する名演説の一つです。

  • “Government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.”
    「人民の、人民による、人民のための政治は地上から消え去ることはない」この一文は、民主主義の基本を表す強烈なメッセージです。リンカーンの言葉は、時を超えて人々に希望と責任感を与え続けています。

フランクリン・D・ルーズベルト(1933年)

ルーズベルト元大統領の初就任演説は、大恐慌の最中にアメリカ国民に勇気を与えました。

  • “The only thing we have to fear is fear itself.”
    「私たちが恐れるべき唯一のものは、恐怖そのものである。」この言葉は、危機に直面している人々に勇気を与えるものとして広く知られています。何かに挑戦する時、このフレーズは背中を押してくれるでしょう。

ジョン・F・ケネディ(1961年)

ケネディ元大統領の就任演説でのこの一言も有名です。

  • “Ask not what your country can do for you – ask what you can do for your country.”
    「国が何をしてくれるかではなく、あなたが国に何をできるかを問うのだ」という意味で、国民に自発的な行動を促す強いメッセージです。このフレーズを聞いて、自分も何かを成し遂げたい!と思う人が多いのではないでしょうか。

ロナルド・レーガン(1981年)

レーガン元大統領の就任演説には、自由と希望に対する力強いメッセージが詰まっています。彼の言葉は、今もアメリカの歴史に深く刻まれています。

  • “Government is not the solution to our problem; government is the problem.”
    「政府が問題を解決するのではない。政府こそが問題なのだ。」このフレーズは、自由主義や個人の力を強調するメッセージとして有名です。レーガンの言葉は、何事にも依存しない自立の精神を呼びかけています。

アメリカ大統領選挙は、英語の勉強の絶好の機会です!ニュースを読みながら今回紹介した表現を意識してみてください。そうすれば、次の選挙ではまるで自分もアメリカの一員のように、選挙戦を楽しむことができるはずです。

次回もまた、お楽しみに!


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About Me

Ryohei

英語を使いこなし、世界に羽ばたく日本人を一人でも増やしたいという思いでブログを始めました。東京大学卒業。TOEIC985点。職業はITエンジニアで、今の夢は AI を駆使した英語学習ツールを作ること!