「そういえば」って英語でなんていう?
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「そういえば」って英語でなんていう?

「そういえば」とは、日本語の会話の中で非常に頻繁に使われるフレーズですよね。たとえば、話題を少し変えたいときや、急に何かを思い出したりしたときに、何気なく「そういえば」と言うことがよくあります。でも、「そういえば」って英語ではどう言うのでしょうか?

ここでは、その「そういえば」に当たる英語表現を、状況に応じて使い分ける方法を一緒に学んでみましょう!


1. “By the way” – 話題を転換するときに

まずは基本の “by the way”(バイ・ザ・ウェイ)。これは「そういえば」としてもっとも一般的に使われる表現です。話題を転換したり、新しい情報を付け加えたりするときに使うのにピッタリです。

A: Did you hear about the new project?
(新しいプロジェクトの話、聞いた?)

B: By the way, are we still meeting tomorrow for the presentation?
(そういえば、明日のプレゼンのためにまだミーティングあるんだっけ?)

ただし、”by the way” は少しフォーマルな印象を与えることもあります。日常会話で自然に使いたい場合は、次に紹介するフレーズも覚えておくと良いでしょう。

2. “Speaking of which” – 直前の話題に関連して

「そういえば」という日本語は、たいてい直前の話題に関連して何かを付け加えるときに使われます。そんな時には、”speaking of which”(スピーキング・オブ・ウィッチ)が非常に便利です。これは、前に話した内容に関連する新しい情報を付け足す際に使う表現です。

A: I saw the new Marvel movie last night!
(昨夜、新しいマーベルの映画を見たんだ!)

B: Speaking of which, did you know they’re releasing a sequel next year?
(そういえば、来年その続編が出るって知ってた?)

このフレーズは、特に会話の流れを保ちながら、さりげなく話題を関連付けたいときに役立ちます。

3. “That reminds me” – 何かを思い出した時に

「そういえば」の使い方のもう一つは、何かを急に思い出したときです。この場面にピッタリなのが、”that reminds me”(ザット・リマインズ・ミー)というフレーズです。誰かの話を聞いたり、何かを見たりして、ふと何か大切なことを思い出したときに使います。

A: I bumped into Sarah at the grocery store yesterday.
(昨日、スーパーでサラに偶然会ったよ。)

B: That reminds me, I need to invite her to the party this weekend!
(そういえば、週末のパーティに彼女を招待しなきゃ!)

“That reminds me” は、突然思い出したときの「そういえば」に最適です。何かを言われて「あっ、それで思い出した!」という場面、ありますよね?そんなときにぜひ使ってみてください。

4. “Now that you mention it” – 指摘されて思い出したときに

こちらも「そういえば」としてよく使われる表現です。誰かに何かを言われたことで、それに関連することを思い出したときには、”now that you mention it”(ナウ・ザット・ユー・メンション・イット)を使います。

A: It’s been a while since we’ve had a team lunch.
(チームでランチをするの、しばらくやってないね。)

B: Now that you mention it, we haven’t done one since last month!
(そういえば、先月から一度もやってないね!)

これも、会話の流れの中で何かを思い出したときに自然に使えるフレーズです。

5. その他の使い方

他にも、「そういえば」として使える表現はいくつかあります。たとえば、”come to think of it”(カム・トゥ・シンク・オブ・イット)というフレーズも、何かをふと思い出したり、新しい視点から考えたりするときに使われます。

A: I think the meeting starts at 3 PM.
(ミーティングは3時から始まると思うよ。)

B: Come to think of it, didn’t we change it to 2 PM last week?
(そういえば、先週2時に変更しなかったっけ?)

また、”as a matter of fact”(アズ・ア・マター・オブ・ファクト)は、「実は」というニュアンスを加えた「そういえば」に近い表現です。

As a matter of fact, I was just about to call you.
(そういえば、ちょうど君に電話しようと思ってたんだ。)

まとめ

「そういえば」という日本語は、一見簡単そうで実は多くのニュアンスを含んでいる表現です。英語にも、”by the way”、”speaking of which”、”that reminds me” など、様々なシチュエーションで使える表現があります。それぞれの表現が持つ微妙な違いを理解することで、より自然な英会話ができるようになるはずです。

ここで重要なのは、単に丸暗記をするのではなく、自分の表現したいことはなんなのか(話題を変えたいのか、あなたの発言で思い出したと伝えたいのかなど)を考え、適した表現を選ぶことです。ぜひ、その心構えを持ちながら今回ご紹介したフレーズを実際の会話で使ってみてください!

それでは、次回もお楽しみに!


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About Me

Ryohei

英語を使いこなし、世界に羽ばたく日本人を一人でも増やしたいという思いでブログを始めました。東京大学卒業。TOEIC985点。職業はITエンジニアで、今の夢は AI を駆使した英語学習ツールを作ること!